俺でも外資系!?

外資系企業で働いていたキャリアを持つ意識低い系男子が、外資系企業の転職活動について色々情報発信するブログです

【体験談】外資系企業ってブラックなの?日系企業よりも厳しい?

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外資系企業ってオンとオフが充実していてプライベートも充実している!」

そんなイメージがある一方で、

「常に激務で帰宅は真夜中....。」

という生々しい声もネット上にはたくさんあります。

ぶっちゃけ、外資系企業ってブラックなのかどうか、今回の記事では僕の体験談を交えながら解説をしたいと思います!

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外資系企業は激務!?やっぱりブラックだった!?

僕が勤務していた外資系金融の会社ですが、いま思えばかなりブラックな職場だったように思います。

朝の早くから出社して、外が真っ暗になるような時間に退社するのは当たり前。

会社から支給される携帯は常にONにしておかなくてはいけなくて、何かあればランチ中であろうがディナー中であろうがすぐに電話で呼び出される(それも深夜、早朝関係なく)。

そんな生活が当たり前でした。

今までで一番キツい一日のスケジュールを挙げるとこんな感じ

7:00 起床 メールチェック&シャワー

8:00 フラフラのままオフィスへ

9:00 濃いコーヒーで気合を入れて仕事開始

ずーっと仕事

16:00 遅めのランチ&外の空気を吸う

ずーっと仕事(ロンドンチームが出社しだす)

20:00 会社の中にデリバリーした弁当を食べる

ずーっと仕事

24:00 軽食(アメリカチームが出社しだす)

死にそうになりながら仕事

4:00 タクシーで帰宅

これが一週間続く...

 

軽い生き地獄って感じですねw

思い出すだけでも眠くなりますw

でも、これはあくまでも一番ハードだったスケジュールの時。

普段は23時半くらいにはオフィスを出れますので、外資系金融にしてはそこまでしんどい感じではありませんでした。

ちなみに、僕の外資系金融でのポジションはオペレーション担当

バックオフィスとミドルオフィス、両方を面倒見ながらフロントオフィスと連携をとる仕事でした。

ある意味、会社全体の業務の流れを一番わかっていないといけない重要なポジションです。

投資銀行部門(IBD)と比較すると比較的楽な方だったんじゃないかと思いますが、それでもハードなことには変わりありません。

長時間労働&上司から押し付けられるノルマによるプレッシャーにヘロヘロになる毎日でした(疲れすぎたときなんて会社のトイレで10分間くらい仮眠したこともありましたからねw)。

こうして聞くと、

「うわ、外資系ってブラックじゃん!」

「俺には合わないわー。。。」

なんて思うかもしれません。

ですが、実際に働いていた当事者からすれば、実はそんな風には思っていないんですよね。

参考記事:外資系金融のオペレーションってぶっちゃけどうなの?年収はどれくらい? - 俺でも外資系!?

 

充実感と報酬を考えれば外資系企業はブラックではない!?

確かにブラックな要素満載の外資系金融でしたけど、それを上回る充実感は最高だったんです。

例えば、アメリカ、イギリス、シンガポール、東京と多種多様なバックグラウンドを持つ優秀なチームメンバーとともに一つのプロジェクトを終らせた時なんて、もう最高です。

「俺たちは最高のチームだぜ!」

「誰でもかかってこいやー!!」

みたいなw

こういうグローバルな仕事ができるのって外資系企業でしか得られない経験ですから、それに関して言えば、めちゃめちゃ価値があるものだと思っています。

仕事はしんどいですけど、でも、そこから得られるものって大きいんですよ。

他にも、給与が高い業界ですから、ボーナスの時期なんてテンションが高いのなんの。

普通の人が手にする金額よりも多くのお金を持つ優越感は実はかなり気持ちいです(←嫌な奴かもしれませんがw)

仕事の充実感に加えて、お金というわかりやすい物差しで見返りがありますから、正直ブラックであろうがなんであろうが、納得感としてはきちんとありましたよ。

むしろ、お金(報酬)がちゃんともらえるから、ある意味ブラック企業ではないってのが当事者としての感覚なんですけどね。

実際に業界を経験した人ならわかっていただけるんじゃないでしょうか?

参考記事:【転職者向け】外資系金融業界のメリットとデメリットをまとめてみた! - 俺でも外資系!?

参考記事:外資金融業界に転職したいけど未経験?じゃあ、どうすればいいの? - 俺でも外資系!?

 

外資系企業は日系企業よりもクビ・リストラになりやすいのか?

外資系企業=ブラック、というイメージは、もしかすると

クビ・リストラになりやすい

というイメージがあるからだと思います。

実際、そういう企業文化の会社があるのは否定できませんし、職種によっては結果が出せなければ容赦なくクビになることもあります。

たた、外資系金融業界に身を置いていた経験から言うと、

想像よりはクビ・リストラにならないなあ

というのが正直な感想です。

外資系企業とはいえ、日本に法人を置いている企業であれば、日本の法律・労働法規は守らないといけません。

つまり、合理的な理由のないクビ・リストラは、さすがの外資系企業といえどもそう簡単にはできないのです。

どうしてもクビ・リストラにしないといけない場合は、まず事前に該当者に対してなんらかの理由を付けて「このままじゃ会社にいられない」ということを通告、そこから数週間の猶予を与え、それでもダメだったら解雇、とちゃんと手順を踏んでくれます。

 

...ただし、実はこれも例外があって、CEOや部門ヘッドがかなりサイコパスな人の場合、もめごと、裁判上等で「あっ!」という間にクビを切ってくるから要注意です。。。

僕が勤務していた一社目の外資系金融の場合、アメリカからやってきたセールスのヘッドが、その日のうちに日本支店の営業部長を解雇したケースがありました。

もちろん、その部長は次の日から会社にこなくなったのですが、噂によると、相当会社と揉めたそうです。。。

そんな風に、時に合理性よりも自分を貫くことを優先する上司もいますからね。

もうこれは悪いモンスターに出会ったと思ってあきらめるしかありません。。。

参考記事:外資系企業のリストラ事情ってぶっちゃけどうなの?すぐクビになるの? - 俺でも外資系!?

 

外資系企業は日系企業よりもドライで厳しいのか?

実は、僕は外資系企業の前に日系企業にも勤務したこともあるのですが、厳しさでいえば、正直外資系企業の方が厳しい印象がありますね。

外資系企業って、年齢とかあんまり考慮されないんですよ。

だから、若くても普通にでっかいプロジェクトに関われるチャンスはゴロゴロ転がってる。

これはよくネット上に書かれていることなんですけど、逆にいえば、

「若いし、経験がないから今回は仕方ないか。次頑張れよ!」

という日系企業にありがちな感情的な配慮は全然ありません。

外資系企業の上司って、

「できない?なんで?じゃあ、ダメだよね。はい、次!」

みたいに、かなりドライです。

日系企業がウェットだったら、外資系企業はカラッカラのドライ。

プロセスよりも結果を最優先しますから無機質で冷たいんですよ。

参考記事:【外資系金融業界の体験談】外資系企業の人間関係ってドライなの?それともウェット? - 俺でも外資系!?

 

そりゃ仕事は結果を出してナンボなんですけど、そこに至るまでのプロセスを全部無視して結果しか見ないで評価されるのは結構きつい時もあります。

例えて言うなら、

「重さ1トンの石を明日までに自力で動かせ!」

みたいな無茶ぶりがあって、あれこれ努力したにもかかわらず結局できなかった場合でも、

「Why?(てめー!なんでできねーんだ?)」

みたに詰められるのはキツイよね。。。ってこと。

さっきも書きましたけど、特にアメリカ系のCEOの場合は聞く耳を持たないサイコパスな人の場合が多くって、激詰めは覚悟しなければいけません。

僕も何度激詰めされたことか。。。

結果だけしか追い求めないマシーンみたいな人には最高の職場かもしれませんけど、温かみや人情味がある職場で活躍したいなら外資系企業はちょっと違うかなと思います。

参考記事:めっちゃ厳しい?結果主義?外資系企業の外国人上司ってこんな人!! - 俺でも外資系!?

 

外資系企業は休日はあるの?週休二日制

結論から言うと、週休二日制です。

土日はオフという認識ですが、完全にオフを楽しめるのかというと、実際のところはそうでもありません。

例えば、平日に対応できなかった案件に着手するとか、アサインされたプロジェクトのフォローアップをするとか、週末にまとめて仕事をすることもあります。

僕がいた外資系金融業界の場合、マーケットが止まっている週末でなければ着手できない作業がありました。

あと、月曜のマーケットオープン前にチェック作業があるので、なんだかんだ週末はずっと仕事していた、ということも。

あと、それなりに上位の役職に就いていた場合、海外から上司なり同僚が来ていたら、それのアテンド(簡単に言えば、いわゆる観光案内)に時間を割くこととなります。

どこどこの飯屋につれてけ、これが見たい、浅草に行きたい、娘にお土産を買いたい...。

外国人って基本的にわがままなですよ。

空気なんて読みませんから。

「...ったく、一体俺は何の仕事をしているんだ?」

と思うこともありますが、それも外資系では最も大事な仕事なんですよ。

そこできちんとおもてなしができれば日本支店のイメージアップ&出世のチャンス!

見え見えでもいいから、思いっきりゴマをすっておくと今後の仕事がやりやすくなります。

これも処世術の一つ!

やりましょう!!

参考記事:【経験者が語る】あなたが外資系企業で長~く生き残るために必ず知っておきたい処世術とは? - 俺でも外資系!?

 

まとめ

ということで、外資系企業はブラック企業かどうかについて書いてみました。

いやー、なんだかんだ言っても、やっぱりハードに働いて稼ぐってことは気持ちいですよw

個人的には、20代から30代は外資系企業みたいな成果主義の組織でバリバリ働いて自分を鍛えることって大切だと思います。

他の業界や会社に転職するときにアピールできる素晴らしいキャリアになりますからね!

今回の記事も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

>>ロバートウォルターズ公式サイト