【承認欲求は敵!?】職場の部下が拗ねてしまう原因とその対策方法
「最近部下が素直に言うことを聞いてくれない。。。」
「部下がすっかり拗ねてしまって困っちゃったなあ。。。」
今回はそんな風に悩んでいる方に向けて
- 部下が拗ねる原因
- 拗ねた部下への対策方法
について記事を書きます。
結論から言うと、部下が拗ねてしまうのは、
- 部下自身の問題
- あなたの接し方の問題
この2つがありますので、きちんと見極めて対処する必要があります。
では、詳しく解説をしていきますね!
部下が拗ねる原因
①:部下自身に問題がある場合
これまでの外資系企業でのキャリアを振り返った時、部下自身に問題があって拗ねる場合は以下の原因がありました。
- 自己肯定感が低い
- 受け止め方がネガティブ
- 発言の意図を深読みしすぎる
- そもそも上司のことが人間的に嫌い
いわゆる、若干メンヘラっぽい思考や感情のクセを持った人ですね。
このような場合はかなり困難。
なぜなら、他人の考え方や思考のクセは変えられないからです。(変えられることもありますが、相当な時間と根気が必要です。。。)
自己肯定感の低い部下の特徴
自己評価が著しく低く、自信がない傾向にあります。
言うことを聞いてくれやすい反面、物事を最後までやる力が弱いので常にしっかりとフォローアップする必要があるので注意が必要ですね。
受け止め方がネガティブ
ちょっとした言葉尻も意図としないネガティブな意味でとらえてしまう傾向があります。
すぐに自分が攻撃されたと思ってしまうんですよね。
なので、何かを指摘したり、お願いをするときの言い方には注意が必要です。
発言の意図を深読みする部下の特徴
疑り深い性格のせいで、常に裏にある意図を読もうとします。
過去に裏切られた経験があったり、社内政治でひどい目にあった可能性があります。
常に正直、かつストレートな言い方でコミュニケーションを取った方がうまくいきますね。
そもそも上司のことが嫌いな部下の特徴
特に明確な理由はないけれど
「なんだかこの人、自分には合わないなあ」
とか
「この人、理由はないけど気に食わない」
と思ってしまった部下です。
そもそも万人に好かれることは不可能ですので、変に気をつかって迎合しない方がいいです。
淡々と、共に仕事をしていきましょう。
※解決するために必要なアクションは?
人間的な信頼関係を構築することです。
仕事だけのドライな付き合いというよりは、相手の人間性仕事ぶり、全てを一旦信頼して受け止める覚悟が必要です。
そもそも、いい歳した大人が会社の中で「拗ねる」という”痛いアクション”を取ってしまうということは、本人の中に
「わかってほしい!」
「認めてほしい!!」
という甘えにも似た承認欲求があるからです。
その背景には認められなかった過去がある可能性や信頼していた人に裏切られた経験がある可能性が高いです。
なので、まずは人間的な信頼関係を構築することが先です。
仕事として割り切ったドライな関係も悪くありませんが、こうした承認欲求が強い人の場合は常に人を見ています。
「この人は信頼できるかな?」
「裏切らない人かな?」
という警戒心を持っているので、まずはそこをとっぱらってあげることが最重要課題かと。
上司の立場からすれば面倒かもしれませんが、それも立派なマネジメントですからね!
②:あなた自身に問題がある場合
次に、あなた自身に問題があって部下が拗ねてしまう場合です。
- 部下の話を聞かない
- 特定の部下にえこひいきをする
- 部下に対して無茶な要求をする
- 部下の尊厳を傷つけるような発言をする
いわゆる「こんな上司だったら嫌だなあ。。。」というのをかき集めたリストになりました笑
あなたは一つでも当てはまっていませんか?
普段の何気ない行動が部下の心を傷つけ、それが原因で拗ねてしまう場合があるので気を付けましょう。
上司って、どんな些細なこともいつも見られているんです。
神経質になる必要はありませんが、「他人から見られている自分」を俯瞰してみることが大事ですね。
※解決するために必要なアクションは?
上司=偉い、という考えが根本にありませんか?
もしそうだとしたら、役職はあくまでも社内の役割分担であり、人間的な上下関係ではない、と考えをを改めた方がいいです。
上司は偉いからこうあるべき、部下はこう接すべき!
みたいな考えがあるから、知らず知らずのうちに高圧的になってしまったり、相手に対してプレッシャーを与えてしまいます。
でもその原因はすごくシンプル。
結局、あなた自身も「上司として認められたい」という承認欲求があるからです。
あるべき理想の姿があって、でも、現実との間にギャップが存在する。
だから必死になって「追い求める理想の上司像」になろうと頑張ってしまう。
その結果、気づかないうちに部下の心をないがしろにしてしまい、信頼関係を損ねてしまうのが今の現状ではないでしょうか。
もっと肩の力を抜いて、部下を使うという発想ではなく、自分が縁の下から部下を支えるという謙虚な気持ちになるといいですよ。
上司の自分はあくまでも黒子。
そういう考えこそが真のリーダーでだと僕は思います。
つまらない承認欲求をこじらせて部下を拗ねさせてしまっていては、いつまで経っても優れたビジネスパーソンになれるはずがありません。
まとめ
今回の記事では職場の部下が拗ねてしまう原因とその対策方法について書いてみました。
上司と部下、お互いの強い承認欲求が人間関係をこじらせてしまい、目に見える現象として「拗ねる」という態度が生まれるのだと思います。
職場の人間関係やマネジメントはとても奥が深く、生々しくもあり、泥臭くもあります。
世界のビジネスパーソンが今も頭を抱える永遠の課題です。
そこにしっかりと向き合うことで、あなたのビジネススキルもググッとアップすると思います。
頑張っていきましょう!